空気が乾燥しがちな冬場、加湿を行うことで室内の空気環境を快適にすることができます。では、人が快適に過ごせる空気環境とは、いったいどのようなものなのでしょうか?
また、加湿器に求められるのは、どのような能力なのでしょうか?
快適な空気環境をつくる「空気調和」
室内で空気環境が快適であるためには、温度・湿度・清浄度(きれいさ)・気流分布が、その空間に対して適切であることが必要です。空間の空気環境が人やモノにとって最適な状態をつくることを「空気調和」と言います。
空気調和は、「人のため(健康や快適さなど)」のものと、「産業のため(機器の動作や生鮮物の保存、物の保管など)」のものとに大別されます。
家庭や職場など、主に人が活動する空間では、快適かつ健康的に過ごせるような空気調和が重要なのです。
必要なのは空間の広さに適した加湿能力
気温が低くなる冬場は、空気中に含むことができる水分の割合が低くなるため、湿度が下がります。湿度が低い=空気が乾燥すると、風邪やインフルエンザなどのウイルスに感染しやすくなったり、髪や肌の潤いが奪われたりします。
さまざまな暖房機器を使って寒い室内を暖めますが、室内温度が上がった分、加湿して空気調和を行い、快適な空間をつくる必要があります。
特に、オフィスのような広い室内を、冬の乾燥した空気環境から快適な湿度にするには、空間の広さに対応する加湿能力を持った加湿器を使用することが望まれます。
実験や研究を繰り返し、オフィス環境に適した加湿を実現
業種や業態などによって、オフィスの加湿を行うのに最適な加湿性能は異なります。イマギイレでは、それぞれの業務用加湿器において、企業の会議室のような広い空間(床面積85平米㎡程度以上)でも十分な加湿能力が発揮できるよう、試験を繰り返し実施しています。
また、高圧噴霧式加湿器にも使われる微細水ミストに関する性能評価ついて、長期にわたって大学工学部との共同研究を行った実績があり、日本建築学会で実験・研究結果を発表しているほか、業務用加湿器の製品開発や性能向上に役立てています。
加湿能力に優れた3種類の加湿方式から製品を選べる
イマギイレの業務用加湿器は、加湿方式が違う3タイプがそろっています。空間の広さや用途などに合わせて選択可能です。
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クリーンモイスター(浸透膜式加湿器)
浸透膜を通した水で空気を加湿し、床面積150㎡程度の室内を乾燥から防ぎます。高性能電気集塵ユニットによる空気清浄機能を備え、動作音がわずか29dB(風量弱時)の静粛性を実現しています。
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クリーンミスト(高圧噴霧式加湿器)
1時間に最大6リットルの水を微細なミスト状にして噴霧し、最大で床面積200㎡程度の室内加湿にも対応。間欠運転の併用で、より快適な加湿が行えます。
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モイスファン(気化式加湿器)
加湿エレメントに滴下した水の気化熱を利用して加湿します。広さに応じて大型・中型・小型から選べ、床面積85㎡なら1時間後には快適湿度に達します(風量強時:中型タイプ)。
加湿器を使用する空間の条件を考慮して、オフィス環境に最適な業務用加湿器を選びましょう。