加湿器の置き場所にも向き不向きがあることをご存じですか? 設置する場所によってはカビの増殖やウィルスを活性化してしまう可能性もあります。適切な場所を知り、より快適なお部屋づくりを目指しましょう。

エアコンの力を借りて賢く潤う

加湿器を効率的に使うのなら、お部屋の中央に置くのがベスト!しかし、それはなかなか難しいものですよね。そこでおすすめしたいのが、エアコンやサーキュレーターの近くに設置すること。加湿された空気が風に乗って、まんべんなく室内に広がります。ほどよい湿度を保つことで、鼻やのど、お肌の乾燥を防ぎ、ハウスダストなどを抑え、さらには静電気も減少傾向に。コスパもよく効率的に潤うことができるのは嬉しいポイントです。ただし、あまり近くに置きすぎるとエアコンの誤作動や故障の原因にもなりかねないのでご注意ください。

望ましくない設置場所とは?

ずばり、結露を招きやすい窓際はNG。周囲にあるカーテンや木製家具などがカビの温床となってしまう可能性があります。また、せっかく加湿した空気を外へ逃がしてしまいがちな換気扇周辺もおすすめできません。さらに、家電製品や床暖房にとっても湿気は大敵。火災にも繋がりやすいので、家電やコンセントなどから1メートルほど離して設置したり、少し高めの台に乗せたり、工夫が必要です。それでも心配という方は、湿度計を活用して湿気量のチェックを。過ごしやすいといわれる約40~60%の湿度を保つように心掛けてみましょう。